浪絵霊能者
現世を生きるヒントは前世に隠れています
「六華院の導き」第5回は、霊感で魂の思念を直接感じ取り前世に至るまで深く鑑定する浪絵先生。前世鑑定を通して現世の問題を解決する方法についてお伺いしました。
浪絵先生の前世鑑定は「現世を生きる指標となる」と評判ですね。
前世の記憶には現世を生きるためのヒントが隠されています。人間の魂は死と転生を繰り返しながら気の遠くなるような時間をかけて少しずつ高みへと向かっていきます。現世で何か問題点に差し当たっている場合、ひとつ前の生、ふたつ前の生でも同じような問題に差し当たっている可能性が高いのです。その問題をいかにして乗り越えるか、どうすれば幸せになれるか、そのヒントが過去に秘められています。
前世の記憶というものは誰もが有しているのですか?
そう簡単に思い出せるものではありませんが、本来、誰もが魂の奥底に有しています。現世に生を受けて間もない小さな子どもなどは、前世の記憶をまだ忘れていないことも多いのですが、現世での人生経験を積むにしたがって、その記憶はどんどん脳から掻き消え、霊的領域にのみ残る形に変わっていきます。霊感の強い方であれば自らの霊的領域に意識を向け、自らの前世記憶を引き出すことも可能ですが、一般の大人の方が前世記憶を自らの力で引き出すのは難しいでしょう。
しかし霊能者の手助けを得ることでそれが可能となるのですね。
魂そのものを鑑定する霊感鑑定、もしくはスピリチュアリストの方が行う退行催眠などで前世記憶を参照することができます。ご本人様に自覚をもたらす場合ともたらさない場合がありますが、前世の情報は往々にして「なんとなくわかる」「そんなことがあった気がする」という既視感(デジャヴ)を伴います。
前世の記憶が現世の問題解決に結びついた例を教えていただけますか?
先日お礼のご報告をいただきました方は、私の前世鑑定を機に、交際したり別れたりを繰り返してどうしても離れられなかった腐れ縁の男性と一気にうまく行ったようです。ふたりは前世において敵味方に分かれて戦った好敵手の関係にありました。ですから、仲良くしようと心がけるのではなく、競い合うようにして互いを高めあう関係のほうがうまく行く、と助言しました。それまでご相談者様は事なかれ主義的な面がありましたが、その態度がかえって衝突を増やしていたのです。言いたいことを忌憚なく言い、衝突を恐れないようにした結果、以前は衝突だったものが建設的な論議に変わり、ふたりとも前向きな気持ちでお付き合いができるようになったそうです。現在は婚約しているとのことです。
前世で敵味方でも現世でうまく行くことがあるのですね。
たとえある場面では敵味方でも、状況が変われば良き友やパートナーとして関係を築けるようになります。また、親子や兄弟のような間柄でも致命的に相性が悪い相手というものもいます。関係性と相性は別物なのです。ある関係性ではうまく行かない相手でも、違う関係性になれば嘘のようにうまく行くようになる場合もあります。そういったヒントは現世の記憶だけではなかなか読み取りづらいかもしれませんが、過去生の記憶を参照することではっきりとわかるようになります。
前世鑑定をお考えの方に向けて一言お願いします。
現世で愛や成功をつかむためのヒント、それは前世に隠れていると言っても過言ではありません。どうにもなりそうにない問題に打ち当たっている場合、現在や未来ではなく生まれる前の記憶に目を向けてみると良いでしょう。過去には学びがあります。思いがけない解決策が見つかるはずです。もちろん、ただ純粋に「自分の前世に興味がある」という方も気軽にお電話ください。きっかけが好奇心であれ軽い気持ちであれ、前世に目を向け輪廻転生の概念を肌で感じるのはあなたの人生をより深め、現世のみに囚われない多角的な視野をもたらしてくれます。